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終了せし一迅社文庫全レビューUst

一迅社文庫ブログやら平和さんのサイトやらで補足されてしまい、参加者が揃いも揃って開始前から戦々恐々していた一迅社文庫全レビューUst。準備に手間取ってしまい開始時刻が1時間遅れたり、途中で放送事故が発生し予期せぬ休憩をはさんだりという、ひどいとしか形容しがたい非常にぐだぐだなUstとなってしまいましたが、なんとか無事終了することができました。参加者のふなさん、里々さん、トマ村さん、蕎麦さん(オープニングのみでしたが)、狂乱さん(宣伝など)、魚さん(途中参加)の六名、お疲れ様でした。そしてこんな駄目Ustを聴いてくださった皆様、本当にありがとうございました。

まさか開始早々100名オーバーの視聴者が本当に来てくださるとは思わず、開始早々全員が吃驚。宣伝効果恐るべし……。そしてオープニングにて蕎麦さんの小粋なトークで自己紹介などをされたり。ええそうですとも、Ust配信が決まってから1週間で一迅社文庫既刊を全て(正確には6冊ほど読了していたので35冊)読了してみせたのが自分ですとも。『SF研のジェバンニ』とか言われましたが、真のジェバンニなら4日で読了してみせたんじゃないかなあ。まだまだジェバンニには程遠いですが、以後精進していきたいですね。


第一部(10:00~11:00)では2008年5月刊から7月刊までの計10冊をレビュー。但しシリーズものについては最新刊のタイミングでまとめてレビューということで除外。とりあえず自分の感想など適当に書いておきましょう。画像は掲載していたらスペースを異常に取られる予感しかないので貼らない方向でいきたいと思います。
 
 『零と羊飼い』……噴かざるを得ないオチ一本釣り。文章はそれなりにはまとまっておりきちんと読めることは読めるのだが、序盤から中盤にかけては少し違和感。それ以降は文章に慣れてきたのかすらすら読めた。
 『死図眼のイタカ』……杉井先生の文章にしては少し読みづらかったように感じた。ろくにクトゥ知識がなかったせいかもしれない。KUSFAでは評価は割と高いが、自分は苦手。
 『ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。』……まずこれだけは言っておかねばなるまいて。タイトルが長い、と。内容に突っ込むと、いきなり変な敵が登場するという古典的超展開が発生して思わず噴いた、これだけかなあ。一言で言うと薄い。あとこの本を読んで改めて思ったが自分は超展開が好きすぎる。
 『ふたかた』……女装に関するあまりに生々しい描写に思わず本をぶん投げたくなった(嫌悪感的な意味で)。文章が異常にねっとりしていて何度リタイアしかけたことか。ちなみに以前この本を読もうとして諦めたことがあることをここに明記しておく。それくらい自分はこの本が苦手。
 『黒水村』……KUSFA内ではB級ホラーということで評価が固まっているようだが、全く恐怖感を感じなかった自分にとってこの本はただの滑っているギャグ本。何がしたかったし
 『片手間ヒロイズム』……これも文体が苦手な部類。しかも展開に違和感がありでもう印象がひどいことに。『食卓にビールを』を読んでいればもう少しまともに批評できたような気もするが、とりあえず苦手。以上。
 『月明のクロースター ~虚飾の福音~』……自分が読んだときには中二的な何かかな、などと感じたら、まさかの里々さんの中二講義が。曰くこれは真の中二ではないようで。中二道は遠く険しいものだなあ。
 『ぶよぶよカルテット』……個人的には一迅社文庫のなかではトップクラスの高評価。違和感なくすらすら読めたし、ラブコメとしてもきちんと成立しているし、ストーリー展開も上手い。ドラマチックドラマーとの脳内対比のおかげかはわからないが、何故かしっくりときた本。大好き。
 『幻想症候群』……一章の沈んだ世界という世界観がそこはかとなく好き。バラードの『沈んだ世界』といい自分はこういう破滅に向かう(破滅一歩手前?)世界が好きなのかな、などと思ったり。あと二章KOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
 『暗く、深い、夜の泉』……KUSFAでは評価が低いが、自分は割と高評価。さすがに中盤以降の怒涛の超展開はどうかと思うが、やはり特筆すべきはラストの瞬獄殺。見た瞬間にゾクッときた。このシーンが好きなだけな自分がここにいる。


第二部(11:00~12:00)に入ろうとしたところで、録音していた第一部のデータがすっ飛んでいたことが発覚。仕方ないね。そして狂乱編集長の宣伝も入ったり。お疲れ様です。さてここでは8月刊から10月刊を中心とした計7冊をレビュー。9月刊から迸る狂気にレビュー前からざわつくUst会場でしたとさ。

 『School Heart's 月と花火と約束と』……エロゲへのプロローグということで寸止め(?)が非常に多いように感じた。まあそんなことは放っておいて、ここで書かねばならないことは、生徒会長の挿絵の目が死んでいること。死んだ目たまりません。ハァハァする。
 『白銀のローレシアン ~願う少女と迷い糸~』……こいつも印象が薄いなあ。全てにおいて微妙。続刊とかイラネ
 『ハーフボイルド・ワンダーガール』……NTR
 『ドラマチック・ドラマー遊月』……栄えあるKUSFA【第一回 このライトノベルが地雷】大賞受賞作。著作権的に問題ないと判断された範囲での朗読会を開催した結果、SocialStreamで皆様が笑ってくれたので凄く満足。このような素晴らしい擬音を大量に仕込んでくれた作品を出版してくれた一迅社文庫に敬意の念を表したい。
 『鏡原れぼりゅーしょん』……Ustをするまで内容を完全に失念していた程度の薄さ。精神入れ替えものとしてきちんと成立している、そのせいで何故か印象が薄くなるという奇妙なことが発生していてなんとなくもにょる。
 『女帝・龍凰院麟音の初恋』……計2冊。一迅社文庫のなかでラブコメとして成立しているものとしては屈指の作品じゃないかなあ。今月は3巻も出たようだし続きを読みたい、そう思わせるだけのうまさはあった。だがベストに挙げるほどではない。


第三部(12:00~1:30)では11月刊から1月刊を中心とした計9冊をレビュー。ここまでが一迅社文庫ブログ曰くVer1.0だそうで。

 『なにいろアスタリスク!』……中盤までは文章にひどく違和感を感じたが、慣れてきたのかそれ以降は急に文章が上手くなってさらっと読めた。途中から著者が別人に変わったのではないかとすら感じた。そういう点では印象深い作品。
 『死神のキョウ』……計2冊。よくできたラブコメ。麟音に近いものがあるように感じた。そのせいで特筆すべきことがない。どういうことだ。
 『羽矢美さんの縁結び』……ま た z(このレビューは削除されました。
 『銀世界と風の少女』……よくできたファンタジーもの。登場人物を大量に登場させ且つその全てのキャラを立たせるという暴挙に打って出ているうえにそれが成功しているという稀有な作品で、読んでいて清々しさすら感じた。里々さん的にはこれこそ中二だそうだが自分はそこまで中二なイメージは感じなかった。中二は遠いぜ。
 『かんなぎ ~校内ケガレ浄化合宿~』……竹井文体が苦手だということを改めて感じた作品。漫画の台詞をそのまま小説にしていて地の文での補完がろくに機能していないことに甚だしく違和感を感じているとでもいえばいいのだろうか。らき☆すたノベライズでの失敗例もあるし、竹井さんはもっと読ませるということを念頭に置いた文章を書くべき。
 『魔王と踊れ! Legend of the Lord of Lords』……無理して1冊にまとめようとさえしなければ傑作に化けただろうに。そして特装版の表紙で思わず噴いた。これはひどい。
 『月色プラットホーム』……展開上致し方なかったとはいえ、序盤の幻想的雰囲気から中盤で一気にラブコメ時空に突入したことに少し違和感。そしてラストで主人公の兄が暴走して割と早く落ち着いて噴いた。もっと暴れてほしかったなあ。早いわ。でも感覚的になんとなく好きな作品なんだよなあ、これ。不思議。
 『エクスチェンジ!』……これ以上ないくらいにテンプレ。あまりのテンプレぶりに職人芸じみたものすら見えてきて感動すら覚える。オーウェルの『1984年』のような完全管理社会下で小説を書かされたらこんな感じになるのかなあ、などという変な妄想をしてしまうくらいに見事なテンプレ。\すげえ/

 
第四部(1:30~4:00)では残りを一気にレビュー。

 『ようこそ青春世界へ!』……表紙でネタを看破してしまったせいで興ざめしてしまい楽しんで読めなかった。もう少し捻りがほしかった。
 『あまがみエメンタール』……どこがあまがみなのかについてまずは真剣に語り合わなければならない百合。百合に肉体的な痛々しさを求めていない自分としては少し苦手な部類。
 『さくらファミリア!』……計3冊。暴走しすぎです杉井先生。こんな暴走をする暇があったら火目の巫女の4巻を書いてください。いやこの作品好きだけどさ。
 『ANGEL+DIVE』……計4冊。3巻のカタストロフ展開が大好き。欲を言えば最初の3冊を2冊ぶんに圧縮していてくれていたらなあ、と。
 『読書の時間よ、芝村くん!』……パロも下手だしなにより読みづらい。無理やり長編を書くからこうなったんじゃないか。
 『タイム・スコップ!』……バカSFとして見事な完成度を誇る。歴史改変に緻密な描写を求める人にはお薦めできないが、そういうのを華麗にスルーできる人には是非お薦めしたい。
 『放課後トゥーランドット』……「たゆん」で平和さんが釣れて満足。終盤での展開の加速からくる違和感が少し苦痛。そこをもっと引き延ばせばぶよぶよカルテットといい勝負をしたんじゃないか。
 『星図詠のリーナ』……テンプレ的ファンタジーもの。マッピングの部分をもっと緻密に描写していればもう少し目立ったのだろうか。雰囲気が好みなせいでその惜しさが強調されてしまう。
 『ゴースト・ライト』……魔術が割と普通に存在する世界観であることを序盤で強調していればよかったのに。ミステリだとか言ってるせいで非常にちぐはぐ。あとカメラを持った女の子が甚だしくうざい。あのうざさは許せないうざさ。
 『ペンギン・サマー』……非常にストーリーが小ぢんまりとした○○SF。帯の大森先生のコメントがいつ見ても卑怯。この釣り性能の素晴らしさは特筆してしかるべきものがある。


第五部(4:00~5:00)では最後のまとめ的なことをぐだぐだとしゃべるだけの簡単なお仕事を。Ustでは語れなかった個人的ベスト5とワースト3でもここで書いておきましょう。

【ベスト5(地雷的な意味を含むものもある)】
 第5位……『暗く、深い、夜の泉』 ラストの瞬獄殺が好きなだけなんじゃ。本編は嫌いだがな!
 第4位……『タイム・スコップ』 なんか好きなんだよなあ、これ。ペンギンサマーもSFだがこちらのほうがより楽しいSF。
 第3位……『ぶよぶよカルテット』 ラブコメとして一番完成しているのがこれだと感じた。他にない楽しさを持ったラブコメだと思うんだ。
 第2位……『ANGEL+DIVE』 3巻のカタストロフ展開に、読んでいてぞくぞくした。読書でここまでぞくっとしたのは久し振り。
 第1位……『ドラマチックドラマー』 やはりこのインパクトにはどの作品も勝てない。ブロントさんの台詞を初めてみたような感覚に襲われる。この文章力は間違いなく平成のシェイクスピアであることは確定的に明らか。
【ワースト3】
 第3位……『鏡原れぼりゅーしょん』 読んでも何も残らない。
 第2位……『ふたかた』 そんな生々しさはいらないから。何度本を捨てようとしたか。
 第1位……『かんなぎ』 竹井文体が苦手すぎるじぇ。


ここまで書いただけでなんだこの文章量は。我ながら吃驚ですねこれは。
さて問題は次回があるかどうか、ですかね。全くの未定ではありますが、やる場合は全力で参加しますよ。こんな狂気にまみれた企画に自分が参加しないわけがないじゃないですか。考えるだけでみなぎってきますね。まあそれはさておき、この宣伝を今回のUstのまとめとして幕を閉じることにしましょう。皆様、改めてありがとうございました。

  【KUSFAが選ぶ第2回このライトノベルが地雷】
           Coming soon!!

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非公開コメント

No title

真のジェバンニなら、一晩でしょう。

Ustream見ましたが、面白かったです。おつかれさまでした。

さっそくドラマチック・ドラマーを買ってしまいました。

twitterみましたけど、面白かったですよ。いろんな意味で。自分のブログにさっそく感想書いてしまいました。暇ならどぞ。

No title

>ub7637さん
ブログを拝見しました。
Ustのご視聴ありがとうございました。楽しんでいただけたのなら幸いです。
あとドラマチックドラマーの処理、お疲れ様です。しかもどうやら新品で買われたようで。あの朗読会が功を奏したようでなによりですw
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プロフィール

ISOLA(空)

Author:ISOLA(空)
京都の某大学に通う理学部2回生。SF・幻想文学研の片隅にひっそりと属する、岸田教団の狂信者。Twitter上では地雷ラノベを嗜む人として周りから「やべえ」と言われる狂気じみた日々を過ごしている。減らない積読を見ながら毎日読書に励んでいるが、古本極道になってしまったせいでむしろ積読が増えるようになった、そんな無計画読書ライフを楽しむ廃人。

この『とある奇人の読書目録』では、主として
・日常の雑記
・ラノベ
・SF・幻想文学
・東方
を話題として取り扱っております(多分)。

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