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ラッキーチャンス!〈5〉 [☆☆☆☆]

ラッキーチャンス!〈5〉 (電撃文庫)ラッキーチャンス!〈5〉 (電撃文庫)
有沢 まみず

アスキーメディアワークス 2009-06-10
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 福の神のキチと一緒に暮らし始めて、なんだかちょっとずつ幸福になっていく雅人。小さいながら家を手に入れ、豪華な家財道具ももらい、憧れの二之宮さんには手料理を作ってもらって……。
 でも雅人は忘れていた。自分が日本一不運な男だということを。そして毎月訪れる大凶運の日が近づいていることを……。
 疫病神から転職したばっかりの福の神キチと、運に見放された最強の“ごえん”使い雅人の学園ハッピーラブコメディ、第5弾!



 個人的に崇拝しているまみず先生の新作と聞いてマッハで購入。しかもギャグ方面に全開なラッキーチャンスの続刊と聞いてしまってはテンションが上がらざるを得ない。神セカノベライズではいつものノリを封印していたので、読むのがとても楽しみだった。
 今回は短編集形式に限りなく近い長編形式だったが、相変わらず素晴らしい出来だった。特に木曜日の章以降のギャグぶりは見事の一言。今回も腹筋を完膚なきまでに粉砕された。

 最初の月曜日の章では雅人とキチのほのぼのタイムが展開される。雨の自重で家(と呼べるほど立派かはともかくとして。テントといえばより正しいか? まあその辺りの言及は詮無きことか)が粉砕されてなおそれを笑い飛ばしている様子を見ていると、彼らの成長ぶりが窺えて和む。それはそれとして、P23の挿絵からいきなりロリきゅーぶより倫理的にやばいとはどういうことなの……。
 
 火曜日の章では天草さんが登場。雅人への淡い恋心に気付かずツンデレ状態になっている天草さんが実においしいキャラ。この章ではとある家から逃げ出したチワワのチョロの回収劇が展開されここだけで十分な笑いを引き起こすが、これですら序章に過ぎなかったとは……。
 
 水曜日の章はスーパーお嬢様・二之宮さんを主眼に置いたお泊りパーティータイム。天草さんへの嫉妬心を全開にしている二之宮さん可愛いよ二之宮さん。この章ではあまり大きなイベントは起こらないが、この章の真の意味は木曜日の章以降のフラグ立て。ここでフラグを成立させたことで二之宮さんの兄貴である速彦が超妹想いの狂人として覚醒する準備が整ったと。後のことを考えるとこの時点で笑いがこみ上げる。
 
 そして恐怖の木曜日の章。扉絵の時点で既に速彦が覚醒しており、ここでいきなり腹筋を一発やられる。さらに章中で覚醒したことによりさらに腹筋がマッハに。遂に奴が……奴が海外から日本に来る……!(しかも泳いで)
 
 金曜日の章では久しぶりにトトが登場。そこまで言うほど久しぶりというわけではないのだが、キャラとしてあまり目立っていない印象があるためどうしても懐かしいなと感じてしまう。そう、これが最後のほのぼのタイムだ……。
 
 さあお待ちかね、妹を想いすぎるあまり狂い果てた速彦が雅人のもとへ襲撃してくる土曜日の章。チェーンソーを持って「ぐへへへ」と言わんばかりの形相で襲いかかってくる速彦。ここだけでもう自分の腹筋のライフはもう0になっているがさらにその後。
 ごうごうと唸りを立てて逆巻く炎の海から、全くの無傷で大股に歩いて出てくる。しっかりとした一歩、一歩。
 悠々とした王者のように自信に満ちた身のこなし。片手には信じられないほどに巨大なチェーンソー。
 それをいともたやすく水平に構えていて。
 黒いスーツ。
 口には黒いバラをくわえている。
(同書P188L1~L7まで抜粋)
 こんな描写をされてしまってはもう耐えられない。さらにP189にはその様子の挿絵。勝てるわけないじゃないか!w
 汚い、さすがまみず先生汚い(いい意味で)。

 さて、このような具合に腹筋ブレイクをかまされたわけであるが、ラストでは雅人が天草さんと二之宮さんのどちらを選ぶのかというある種緊迫のシーンで終了している。後書きに、どちらを選ぶのかはもう決まってていると書いてあったので、一体どちらを選ぶのか、そして一体どうなるのか、楽しみである。


 まみず先生、それはそれとして早く「銀色ふわり」の二巻を……! 早く……!!

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プロフィール

ISOLA(空)

Author:ISOLA(空)
京都の某大学に通う理学部2回生。SF・幻想文学研の片隅にひっそりと属する、岸田教団の狂信者。Twitter上では地雷ラノベを嗜む人として周りから「やべえ」と言われる狂気じみた日々を過ごしている。減らない積読を見ながら毎日読書に励んでいるが、古本極道になってしまったせいでむしろ積読が増えるようになった、そんな無計画読書ライフを楽しむ廃人。

この『とある奇人の読書目録』では、主として
・日常の雑記
・ラノベ
・SF・幻想文学
・東方
を話題として取り扱っております(多分)。

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