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文芸部発マイソロジー [☆☆]

文芸部発マイソロジー (一迅社文庫)文芸部発マイソロジー (一迅社文庫)
早矢塚 かつや

一迅社 2009-05-20
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黙っていれば美少女なのに、口を開けばクトゥルー神話だの何だのクセのありすぎる話しかしないという、須弥伊緒たち中上高校第二文芸部員。彼女たちと日々を過ごす近藤寛二は、自分たちが部活動の一環で創作した神話世界「クラフティア」が本当に生まれてしまったことを知ってしまう。しかも、面白くするためにいろんな世界の神様を連れて来られるという設定にしたばかりに、その世界が大変なことに……。
クラフティアの神様となって、世界を救うために戦うことになった寛二たちの運命は!?




表紙の「邪眼ノート」という文字を見た瞬間にホイホイ釣られて買ってしまった作品。というより一迅社文庫全レビューをかました身として読まざるを得なかったというのが本音というべきか。
手に取ったときに、マイソロジーって何じゃと思ったが、なるほどmythologyか。でもそれならミソロジーと書いておいてくれたほうがわかりやすかったんじゃないか。

序盤での話の作り方は非常に好み。部活動の一環として作った神話世界に入り込むという、「本の中に入り込む」点では、『読書の時間よ、芝村くん!』と比べてもより自然に描かれており、そこは好感触。
神話世界に入り込んでいきなり主人公が死にかけるのに少し違和感を感じた。あんたら仮にも神話世界での神なんだから少しくらい頑張れよと突っ込まざるを得ないというべきか。そしていきなり強くなってでかい武器で反撃、倒すという中二にもなりきれていない展開にもにょもにょ。

ヘルが幼女だと……!? いいぞもっとy(検閲
この時点で作者の業をビンビン感じたが、そのうえさらに触手登場。カルマしか感じない。むしろこのためだけに書いただろ作者、とすら突っ込みたくなった。
ラスト手前からのシリアス展開になった辺りから急に誤字が多くなったのは校閲的に残念。しかも終末が週末だったり、以外が意外だったりという初歩的な誤字の修正が入ってないので泣けてすらくる。頑張れ一迅社文庫ver2.0。
あとオチはいただけない。ペシミストとしてそこはいただけない。

中二病を肯定しつつも自分の行動にきっちり責任をとる、というのがこの本の趣旨なのだろうが、中二として甘いせいかそこはかとなくぶれを感じた。邪眼ノートという名称である必要性の描写が甘かったのはいただけないなあ。色々な部分で詰めが甘いせいか読後感として苛々感しか残らなかったのは残念でならない。そういう意味で評価は星二つ。
最後に作者に物申したい。SAN値はSanityだから「正気度」であって「狂気値」じゃないだろ、と。

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プロフィール

ISOLA(空)

Author:ISOLA(空)
京都の某大学に通う理学部2回生。SF・幻想文学研の片隅にひっそりと属する、岸田教団の狂信者。Twitter上では地雷ラノベを嗜む人として周りから「やべえ」と言われる狂気じみた日々を過ごしている。減らない積読を見ながら毎日読書に励んでいるが、古本極道になってしまったせいでむしろ積読が増えるようになった、そんな無計画読書ライフを楽しむ廃人。

この『とある奇人の読書目録』では、主として
・日常の雑記
・ラノベ
・SF・幻想文学
・東方
を話題として取り扱っております(多分)。

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